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レンズフィルターの役割と重要性
- 保護する目的
- 光の調整
- 色調とコントラストの調整
- 特殊効果の追加
レンズフィルターは、カメラのレンズを外部からの傷や汚れ、指紋から保護する役割を果たします。レンズ自体を保護することで、長期間にわたってクリアで高品質な写真や映像を撮影できます。
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レンズ保護の目的のための保護フィルター
レンズフィルターは、光の量や性質を調整するために使用されます。ND(中性密度)フィルターは、明るい環境での露光制御に役立ち、長時間露光撮影を可能にします。
NDフィルターなどを使用して、写真や映像の色調やコントラストを調整することができます。これにより、特定の雰囲気や感情を表現することが可能です。
レンズフィルターの種類と効果
- 保護フィルター:カメラを保護するレンズフィルター
- NDフィルター:光量の調整とシャッタースピードの制御
- PLフィルター(偏光フィルター):光の反射や透過を調整
- ハーフグラデーションフィルター(ハーフNDフィルター):明暗差の調整と空の表現
- 特殊フィルター:ボケ効果や星空の演出
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レンズを物理的なダメージや汚れ、傷から保護するためのフィルターです。
コスパの良い製品から高級なフィルターまであるのでそれぞれ予算や用途によって使い分けてみてください。
![](https://hiderabbit.com/wp-content/uploads/2023/08/71SLZL5qXjL._AC_SL1500_-498x500.jpg)
明るい環境でのシャッタースピードを遅くするために使用されます。特に、水や滝などの流れるものや、空や海の動きを柔らかく捉えたい場合に効果的です。NDフィルターを装着してシャッタースピードを遅くすることで、動きを滑らかに表現することが可能です。
![](https://hiderabbit.com/wp-content/uploads/2023/08/71VzjTSl8L._AC_SL1500_-500x500.jpg)
光の偏光を制御するためのフィルターであり、特定の光の反射や透過を調整することができます。
![](https://hiderabbit.com/wp-content/uploads/2023/08/71dMCHYUnzL._AC_SL1500_-333x500.jpg)
ハーフNDフィルター(ハーフグラデーションフィルター)は、地平線や空などの補正に役立ちます。フィルターの上部が暗く、下部が透明な構造を持ち、空と地上の明暗差を調整することができます。これにより、空が過度に明るくなりすぎず、地上の被写体も適切に露出された美しい風景写真を撮影できます。
![](https://hiderabbit.com/wp-content/uploads/2023/08/71zPcOXQFXL._AC_SL1300_-500x476.jpg)
ソフトフィルターを使用することで、星々の光が柔らかくぼやける効果を得ることができます。これにより、星空の美しい光が独特の雰囲気を持ち、夢幻的な印象を与えることができます。特に、星々の微妙な色合いや明るさをぼかし、写真に穏やかな美しさを加えることができます。
![](https://hiderabbit.com/wp-content/uploads/2023/08/8121iH0AweL._AC_SL1500_-500x461.jpg)
明るい部分の光を軽減し、コントラストを和らげる効果があります。これにより、過度に明るい箇所が柔らかく描写され、写真や映像により均一な明るさと柔らかさをもたらします。また光がフィルターを通る際に拡散し、光のまわりに幻想的なエフェクトを生み出します。
レンズフィルターのオススメの使い方と使用例
NDフィルター
固定NDフィルターは、一定の減光率を持ち、その効果が一貫しているタイプです。特定の光量を透過するため、撮影条件や環境が変わっても、同じ効果が得られます。主に露光コントロールやボケ効果の制御に使用されます。
また可変NDフィルターは回転式のフィルターで、光量の調整が可能です。2枚のフィルターが重ねているため、回転させることで減光率を調整できます。一つのフィルターで異なる減光率が得られるため、柔軟な露光制御ができますが、一部で画質の色ムラやクロスの現象が起こることがあります。
代表的な可変タイプのNDフィルター↓
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可変タイプの物でも色ムラやXムラなど出にくい製品もあるので
それぞれメリットとデメリットがあるので用途や予算で選んでみると良いでしょう。
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使用例:Sony a7Ⅳ/FE1635F2.8GM
(F16 SS10 ISO100)
KANI可変NDフィルター使用
![](https://hiderabbit.com/wp-content/uploads/2023/08/DSC08881-1024x683.jpg)
![](https://hiderabbit.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
KANI ND2-64バリアブルタイプの可変NDフィルター
滝や川など最適なND64までの可変タイプのNDフィルター、広角レンズで使用した場合でも色ムラやXムラなど出にくいのでおすすめです。
NDフィルターは、明るい環境でのシャッタースピードを遅くするために使用されます。特に、水や滝などの流れるものや、空や海の動きを柔らかく捉えたい場合に効果的です。NDフィルターを装着してシャッタースピードを遅くすることで、動きを滑らかに表現することが可能となります。
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Sony a7RⅢ/FE24F1.4GM2
(F8 SS30 ISO100)
ND1000使用
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![](https://hiderabbit.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
ND1000フィルターは、明るい環境下での長時間露光撮影に適しています。水面や滝、海岸線など、流動性や動きがあるシーンで使用することで、滑らかな効果を生み出し、動きの表現やクリエイティブな効果を得ることができます。
角形フィルタータイプもあれば円形フィルタータイプのものあります。
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屋外でストロボを使用する際、光量のバランスを調整するためにNDフィルターを活用することがあります。これにより、ストロボと自然光の光量を調整し、自然な被写体の明るさを保つことができます。
![](https://hiderabbit.com/wp-content/uploads/2022/09/DSC05774-5-768x1024.jpg)
Sony a7RⅢ/FE135F1.8GM
(F1.8 SS1/200 ISO400)
オフストロボ
Kani可変NDフィルター使用
![](https://hiderabbit.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
ポートレート撮影時の可変NDフィルターは、ストロボ撮影や明るい環境時に絞り開放で使用する際に適しています。背景をぼかし、被写体を際立たせるために、可変NDフィルターを調整して光量を調節し、自然なボケと肌の美しさを引き出す効果があります。
NDフィルターは、露出を正確にコントロールするためにも使用されます。特に、映像作品や写真において明るい日中にシャッタースピードを遅くしたい場合や、大口径レンズを使用して被写体に対して絞りを開放(例:F2.8)を選択したい場合に役立ちます。
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2021年のキックスターター時に購入した「H&Y REVORING Vari ND3-ND1000」はフィルター系が67-82mmまでのサイズ系が変更できる可変NDフィルターです。明るさ調整可能な範囲がND3(2段)からND1000(10段)に及びます。これにより、被写体の明るさに合わせてシャッタースピードや絞りを調整することなく、広範な撮影状況でシャッタースピードや被写体のボケをコントロールすることができます。
ただし、16-35F2.8GMのような広角レンズで使用する場合NDを高くするとはXムラが出るので広角レンズでの撮影では注意が必要です。
CPLフィルター(偏光フィルター)+ハーフNDフィルター
![](https://hiderabbit.com/wp-content/uploads/2023/08/DSC04447-ARW_DxO_DeepPRIME-2-683x1024.jpg)
Sony a7RⅢ/FE1635F2.8GM
(F8 SS1/250 ISO100)
KANI CPL フィルター/KANIハーフN Dフィルター使用
![](https://hiderabbit.com/wp-content/uploads/2023/08/DSC08864-1024x683.jpg)
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CPLフィルターは、光の偏光を制御するためのフィルターであり、特定の光の反射や透過を調整することができます。
また青空の色をより鮮やかに引き立てることができます。空の色を深く青くし、雲のコントラストを強化します。
![](https://hiderabbit.com/wp-content/uploads/2023/08/DSC08871-1024x683.jpg)
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ハーフNDフィルターは上部と下部に明るさの違いがあり主に風景写真で、明るい空と暗い地上の明暗差を調整するのに使用します。被写体の部分に影響を与えずに、全体の露出を均一化する役割があります。
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KANIフィルターの100mm幅の角型ホルダーセット向けのハーフNDフィルターセット
![](https://hiderabbit.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
日の出や日の入り後の撮影で、明るさのコントラストが強くなる状況において、ハーフNDフィルターは効果的です。明るい部分と暗い部分の差を抑え、被写体をより均一に明るく、詳細豊かに捉えることができます。例えば、夕焼けの空を背景にする人物のポートレートでは、フィルターを使うことで被写体の顔や表情が過度に暗くなることを防ぎつつ、美しい色彩を保持します。同様に、朝日を背景にした風景写真では、空と地形の明暗差を緩和し、ディテールを引き出すことができます。ハーフNDフィルターは、写真に自然でバランスの取れた印象を与え、光のコントラストを適切に制御するのに役立ちます。
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左:KANI プレミアム リバース GND 0.6 右:Dual Purpose GND (0.75 / ND6 / 2.5絞り分)
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ブラックミストフイルター
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sony a7RⅢ/FE55mf1.8ZE
(F1.8 SS1/800 ISO100)
NISIブラックミストフィルター使用
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ブラックミストフィルターは、写真や映像に柔らかな効果やふんわりとした雰囲気を加えるためのフィルターです。
ポートレートや風景など光の拡散や幻想的なエフェクトを加えるために使用されます。特に太陽の光を柔らかく描写し、背景の明るさを調整することで、写真に幻想的な雰囲気を与えることができます。
私は使用したことがありませんが、最近ではホワイトミストフィルターという製品も発売されました。
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ソフトフィルターやスターリーナイトフィルター
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Sony a7RⅢ/FE1635F2.8GM
(F2.8 SS20 ISO6400)
Kenko プロソフトン クリア/スターリーナイトフィルター使用
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プロソフトンは星の光をにじませ強調する効果があるソフトフィルターです。
輝きの強い星ほどにじんで大きく写るため、星座をはっきりと浮かび上がらせることができ風景はシャープなまま、星だけをにじませたい場合などにおすすめです。
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光害が激しい場所では空が明かるいシーンなど色カブリなどを軽減光害カットフィルターを使用することで、夜空を自然な色で写すことができます。
両方の効果を求めたいのでしたらコチラがオススメです!
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レンズフィルターの選び方と注意点
レンズフィルターは物によってはかなり高価なものから安価のものまで発売されています。
上にあげたものはほんの一例ですので用途に合わせて選んでいくと良いでしょう。
- シーンと目的に合わせる: 撮影するシーンや目的に応じて選ぶ。風景ならNDフィルター、ポートレートならソフトフィルターなど。
- フィルターサイズ: レンズ径に合ったサイズを選ぶ。ステップアップリングを使用して複数のレンズに対応することも可能です。
- フィルター種類: 保護、ND、偏光、特殊効果など。撮影したい効果に合致するフィルターを選ぶ。
- クオリティ: 高品質な光学ガラスを使用したものを選び、画質の劣化を最小限に抑える。
- ブランドと評判: 信頼性のあるブランドを選び、レビューや評判を確認する。
- 互換性と操作: カメラやレンズに適合し、簡単に取り付け・調整できるか確認する。
- 予算: 予算に合った適切なフィルターを選び、必要なら投資する。
正しいフィルターの選択は撮影結果に大きな影響を与えるため、シーンや撮影目的に合わせた選択が重要です。
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現在、私が角形フィルターではメインで使用しているフィルターです。
メインで使用しているガラスはドイツ製で高品質な素材が使われていて、逆光などによるゴーストが抑えることができます。
またユーザーからのフィードバックのレスポンスも高いのでこれから角形フィルターをメインで使われる方でもオススメのフィルターメーカです。
イチオシ!
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これからフィルターを始めたい方向けに!
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ドラマチックに撮りたいシーンに向けてのフィルターセット!
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H&Yフィルターは、カメラ用のレンズフィルターを製造・販売するブランドです。H&Y(Hong Kong Yong Nuo Photographic Equipment Co., Ltd.)は、中国香港に本拠を置くカメラアクセサリーメーカーで、高品質なゴリラガラス製レンズフィルター使用しています。
可変NDフィルターのレボリングはND2からND400までの明るさ調整が可能な可変NDフィルターシリーズを提供しています。これにより、外部フラッシュなしで長時間露光ができるなどのクリエイティブな撮影が可能です。
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H&YのREVORINGとND400フィルター
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Nisi(ニーシ)は、高品質なカメラ用レンズフィルターとアクセサリーを提供する有名なブランドです。Nisiは、風景写真家やプロのカメラ愛好家から高い評価を受けています。
V5フィルターホルダー: NisiのV5フィルターホルダーは、多くのフィルターを効果的に装着し、調整するためのシステムです。これにより、効果のカスタマイズと柔軟な操作が可能です。
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私自身は、Nisiブラックミストフィルターしか所有しておりませんが、可変NDフィルターもかなり評判が良さそうですので使用してみたいと思います。
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また、NiSi 円形フィルターケース CADDYもかなり便利です。
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フィルター径95mmまでの円形フィルターを8枚収納できます。
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私はよく使うフィルター以外にもステップアップリングも収納しています。
所有している一番大きいレンズフィルター(例えば82mm)を購入しておけばフィルター径が異なっていても使用できるので便利です。
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まとめ
レンズフィルターは使い方によって魔法のように写真を変え、クリエイティブな可能性を広げます。
色や明るさの調整、特殊なエフェクトの追加、被写体の強調など、多彩な効果が表現できます。風景、ポートレート、夜景など、あらゆるシーンで写真に独自の魅力と感情を注入し、観る人を驚かせます。
是非、フィルターを使って写真や映像に個性を加えてみてはいかがでしょう!
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=3T8GJW+GBMUUQ+58XE+609HT)
![](https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3N47YM+BKRG8I+2Z0I+IHAM9)