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こんにちは、hideakiです。
今日はひとつ、嬉しいご報告をさせてください。
このたび、KANIフィルターフォトコンテスト2025で、私の作品が銀賞を受賞しました!
応募総数は1,224点。毎年ハイレベルな作品が集まる中で、自分の写真が選ばれたと聞いたときは本当に驚きました。そして何より、写真を続けてきてよかったなと、心から感じた瞬間でもあります。
銀賞に選んで頂いた藤村先生、KANIフィルターの伊藤様、そしてスタッフの皆様本当にありがとうございました。(泣)
これからもKANIフィルター使用させていただきます!
受賞作品|スッカン沢「雄飛の滝と光芒」
今回評価いただいたのは、栃木県・スッカン沢にある雄飛の滝を撮影した作品です。
タイトルは「雄飛の滝と光芒」。

午後の強い日差しが霧に反射して、滝の奥に美しい光芒が差し込む──そんな幻想的な一瞬を捉えました。
使用機材とフィルター
- カメラ:Sony α7RⅤ
- レンズ:FE 24-70mm F2.8 GMⅡ
- フィルター:KANI Medium GND 0.9 + CPL 0#
- 絞りF9 ISO100 シャッタースピード1.3秒


GNDでハイライトを抑え、CPLで岩や水の反射を調整して、現地で見た空気感をそのまま写真に落とし込みました。
YouTubeで、藤村先生が「露光時間は5秒から10秒くらいかな?」とおっしゃってましたが正解は1.3秒ほどでした。確かにND1000とかも使用してみれば面白いことになったかなと思います。
撮影の裏話|初めての滝前で、ひとりきりの撮影
この雄飛の滝、光芒が出るのは6月〜9月の午後1時〜3時頃がチャンスとされています。
この時は初めて訪れたのですが、現地には自分ひとり。周囲は静まり返っていて、クマが出てもおかしくないような雰囲気の中、ビクビクしながらの撮影でした(笑)。
とはいえ、まさに狙い通りのタイミングで光芒が現れ、集中して撮影に臨むことができました。
👉撮影地の詳細やエピソードはこちら↓
現像について|DxO PureRAW 4とNik Collection 7で仕上げました
RAWデータはまず、DxO PureRAW 4で処理してLightroomで現像しました。
DeepPRIMEによって光芒や暗部のノイズを抑えつつ、苔や水の質感もきちんと残すことができたかと思います。

仕上げには、Nik Collection 7(Color Efex Pro)を使用。
「プロコントラスト」の「ダイナミックコントラスト」を軽くかけることで、光の立体感と霧のやわらかさを自然に演出しています。

あまりコントラストを上げすぎても如何にもになってしまうため、味付け程度に適度に使用するのがおすすめです。
やはり、この2製品はかなりおすすめですので是非ご利用になってみてください!
製品情報はこちら:
DxO PureRAW 4について詳しく知りたい方はこちら
Nik Collection 7はこちらからチェックできます
▶︎ Nik Collection 7 by DxO(公式)
KANIフィルターの魅力と活用ポイント

風景写真を本格的に始めてから、ずっと使い続けているのがKANIフィルターです。
何本か他社の製品も試しましたが、描写の安定感や耐久性、そしてフィールドでの信頼感という点で、KANIに戻ってくる感じです。
今回は、実際に長年使ってきて感じているKANIフィルターの魅力と、活用のコツを少しご紹介します。
KANIフィルター以外もフィルター利用していますがハーフNDはKANIを使用しています。
自然な描写性能
KANIフィルターは、色かぶりがとにかく少ない。
青空の青、木々の緑、水の透明感──どれも変に色が転ばず、風景本来の色をそのまま記録できるのが大きな魅力です。
特に風景写真では、「肉眼で見た美しさをどれだけ忠実に残せるか」が大事になりますが、KANIはそこに強く応えてくれます。
光に強い、描写が乱れない
KANIのフィルターはマルチコーティングがしっかり効いていて、強い逆光や水しぶきがある場面でも、ゴーストやフレアの発生がかなり抑えられます。
今回のように、滝壺の水滴が飛んでくるようなシーンでも、クリアな描写を維持してくれて、信頼できる一本です。
また、太陽の位置が高い時間帯に光芒を狙うようなシビアな撮影でも、しっかりと耐えてくれるのがありがたいです。
光に強い、描写が乱れない
KANIのフィルターは、ガラスも枠も堅牢で、ハードな環境でもガンガン使えるのがうれしいところです。
山奥や渓流、潮風の吹く海辺でも気にせず使えます。
私が使っているCPLフィルターも、かなりの年数・回数を重ねていますが、今でもほとんど傷らしい傷がなく現役。長く付き合える相棒のような存在です。
豊富なラインナップ
KANIはラインナップが本当に豊富で、ND、ハーフND、CPL、リバースGNDなど多彩なバリエーションがあります。
撮影シーンに応じて、必要な減光量やグラデーションのタイプが細かく選べるので、風景撮影の幅が一気に広がります。
今回使用したのは、Premium Medium GND 0.9。
グラデーションの境界がややソフトなタイプで、森のように地平線が曖昧な構図でも、自然に馴染んでくれるのが特徴です。
硬すぎないので、木々の間から差す光にも不自然な段差が出にくく、自然な露出バランスを作りたいときに重宝します。

CPLによる反射のコントロール
CPL(円偏光)フィルターは、反射を取り除いたり、空や水の表情を引き締めたりするのに欠かせない存在です。
KANIのCPLは、回転がスムーズで、調整もしやすい。「ここだ」という位置でピタッと止まってくれるので、ファインダーを覗きながらの微調整がしやすいです。
今回のような滝のシーンでは、水面の反射を抑えつつ、あえてしっとり感を残す方向でCPLを効かせました。
「全反射を消す」よりも「自然な質感を活かす」ための調整に、とても向いています。

最後に|また次の一枚へ
今回の銀賞受賞は、自分でも驚くような結果でした、「えーまじかー!」という感じでしたが自分にとって本当に大きな一歩になりました。
でも、まだまだ撮りたい光景は山ほどあります。本業もあるので撮影する機会も限られていますがこれからも、自然の中で感じた「うわ…きた…」という瞬間を、写真という形で残していきたいなと思います。
そして、なんとこちらの写真は有名な写真家さんたちと全国に展示されるようです。

もし時間がございましたらぜひご覧になってみてください。
そして、いつもこのブログを読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。
また今後も有益な情報や写真の現像方法なども発信して行きたなと思いますので良かったら「お気に入り」に登録していただいたら幸いです。