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DxO 社が提供する最新版のNik Collection 7は、Photoshop、Lightroom、Affinity Photo、およびDxO PhotoLabに対応する写真編集プラグインスイートです。このアップグレードは、写真編集技術の先駆者として20年以上の歴史を持つDxO Labsからのもので、写真制作の柔軟性とクリエイティブな可能性をさらに広げることができます。
この記事は2024年5月6日発表の最新版Nik Collection 7のプレスリリースの資料を元に記事を作成しております。私自身もNik Collection 5、6のユーザーでもあります。作例で使用するものは最新版のNik Collection 7のベータ版を使用してのレビューとなります。
DXOはこのNik Collectionシリーズ以外でもPURE RAWシリーズも特におすすめです。よかったらこちらの記事もご参照ください。
DxO Nik Collection 7について
Nik Collection 7の概要
DxOのNik Collectionは、Photoshop、Lightroom Classic、DxO PhotoLab、Affinity Photoなどのプラットフォームに対応した7つのプラグインスイートで構成されています。創造性、スピード、柔軟性をユーザーに提供することを目的としています
- 1995年:Nik Software誕生
- 2004年:Nik Color Efexが初リリース
- 2012年:GoogleによるNik Collectionの買収
- 2017年:DxOによるNik Collectionの復活
- 2018年:DxOによるすべてのプラグインの再構築
- 2023年:DxO版フルセットの初リリース
- 2024年:Nik Collection by DxOの最新リリース
プラグインの特徴
- Nik Color Efex: 編集、強化、インスピレーションを提供する膨大なフィルターとプリセット。
- Nik Silver Efex:
モノクロ写真を愛するフォトグラファーにとっての代表的なツール
。 - Nik Analog Efex:ビンテージフィルムストックやクラシックカメラの伝統的な効果を体験。
- Nik Viveza: 色彩とトーンを迅速かつ精密に向上。
- Nik HDR Efex: 画像を簡単にブレンドし、創造性を拡張。
- Nik Dfine: インテリジェントなノイズ除去でディテールを保持。
- Nik Sharpener: ディテールを強調し、画像を最適化。
アップデートされた創造性の向上
まざまなフィルタとプリセットを利用して、個性的な写真を作成できる「Nik Color Efex」
新たに追加された「自然な彩度」スライダや、フィルタのスタッキング機能を利用することで、色彩の調整がさらに細かく、直感的に行えるようになりました。これにより、よりリアルで、自然な画像編集が可能です。
ヴィンテージ効果の再現
古いフィルムやカメラのエフェクトを再現する「Nik Silver Efex」
高動的範囲の強化
効果的なHDR画像の作成を可能にする「Nik HDR Efex」
主な機能
- 楕円形ツール、ポリゴンツール、明度マスクを使用した高度な選択
- プラグイン間のシームレスな切り替え
- クイックエクスポート機能
- ライブラリ管理システム
PhotoshopやLightroomなどを使用しなくても単体で現像することも可能となり使い勝手もかなり良くなりました。
新機能とアップグレードのポイント
U Point™マスキングテクノロジーの強化
Nik Collection 7の最大の特徴は、U Point テクノロジーの大幅な進化です。
U Pointテクノロジーは、楕円形、ポリゴン(多角形)、明度マスクなど、新しい形状選択ツールが追加され、より緻密な範囲選択が可能になりました。
より正確かつ迅速な選択のための強力なツール群
- 円形または楕円形状に、選択的な調整を適用
- カラーピッカーで色を選択
- カスタムシェイプで選択的調整を適用
- カラーピッカーで色を選択
新しいカラーピッカーツールにより、調整対象の色相とトーンを独立して選択できるようになり、精度の高いカラー調整が実現します。
- 明るさの範囲に基づいて画像を補正
スピードと効率の向上
画像のロード時間が最大30%短縮され、プラグイン間のスムーズな切り替えが可能になりました。
フィルタとプリセットのカテゴリを作成、整理、簡単に参照
- グローバル検索
- 新規カテゴリを作成
- 必要に応じてカテゴリを非表示化
- お気に入りのフィルタルック
あるプラグインから別の プラグインへのコンテンツの 直接転送を容易にし、 編集の連続性を確保
- プラグイン間をシームレスに切り替え
- Photoshop 向けに自動的にレイヤーを作成
プラグインを閉じずに エクスポート用の編集を継続
- TIFF または JPEG としてエクスポート
- さまざまな編集をテストして保存
色のターゲット指定をPhotoshop に戻ることなく改善されたワークフロー
- 色の範囲に基づいて画像を補正
- より精密な選択を可能にする強力なツール
- 「自然な彩度」スライダーの追加
Nik Color Efex から直接 Nik Viveza へアクセスできるようになるなど、ワークフローの一貫性と効率が向上しています。
Nik Collection 7実際に使ってみての感想
Nik Collection 7は本当に使い切れないくらいのプリセットの豊富さとフィルターの充実さがあります。
実際、私はNilkCollection5,6を使用しているのですが使うソフトはほとんど「Nik Color Efex」をメインで使用しています。
特に「Nik Color Efex」のフィルターとプリセットの豊富さはかなり優秀なので、簡単な操作で画像が劇的に変化し、創造的な表現が楽しめます。いわえる映え写真が簡単に作れることができますのでまずは30日間のお試しで使用することをおすすめいたします。
今回のNikCollrction7もPhotoshopを開くとメニューバーがすぐに開くので使いやすいです。
「Nik Color Efex」はフィルターとプリセットの数がかなり多いので編集前の画像と比較しながら作業ができることができます。
新機能の「ポリゴンツール」も慣れると使いやすい感じがいたします。(この辺りは慣れも必要かと思います。)
星景写真においてもよく「Nik Color Efex」のフィルターをよく使用いたします。特に「コントラスト」や「プロコントラスト」は私にとってはなくてはならいないツールとなっています。今回追加された「ポリゴンツール」を使用してのコントラストの微調整や「輝度マスク」を用いることで天の川もよりクッキリと浮かび上がらせることも可能となったのは嬉しいポイントです。
ポリゴンツールを用いてのコントラストの微調整などもできるようになりました。
「Nik Color Efex」のフィルター「トラディショナルコントラスト」ポリゴンツールで輝度マスクを調整しています。
PhotoshopやLightroomなどを使用しなくてNik Collection単体でも現像ができるのでかなり使い勝手が良くなった印象を受けました。
Q&A
- アップグレードの価格は?
- 既存ユーザーは¥11,900でアップグレードが可能です。新規購入は¥20,900です。
- どのプログラムと互換性がありますか?
- Photoshop、Lightroom Classic、DxO PhotoLab、Affinity Photoと互換性があります。
- 体験版はありますか?
- はい、30日間の無料体験版を提供しています。→コチラから
まとめ
「Nik Collection 7 」は、その先進的な機能と使いやすさから、プロの写真家だけでなく、写真編集を趣味とするユーザーにも強くおすすめできる製品です。画像編集を行う際の自由度が高く、クリエイティブな表現を追求するすべての写真家にとって、価値あるツールです。
かなり豊富な機能と高い互換性を備え、写真のクオリティを向上させたいすべての写真家におすすめなプラグインです。とはいえまずは30日間の無料お試し期間もあるのでまずはじっくり使ってみてから購入を検討するのが良いかと思います。
またDXO社は毎年ブラックフライデーのセールの時にかなりお安くなるのでその時に狙って購入するのも良いかと思います。
実際、私もその時を狙って購入していますので、でももし必要なソフトだなと思いましたらすぐに購入しても良いソフトです。
特に DXO社のPURE RAWシリーズとNik Collectionは特にオススメですのでセットで持っておくとより良い写真ライフが楽しめるかと思います。