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今回の絶景旅は、長野県でも屈指の絶景スポット「高ボッチ高原」
信州の絶景スポットとして知られる高ボッチ高原。標高1665メートルに位置するこの場所からは、東に諏訪湖や富士山、西に北アルプスを望む壮大な景色が広がります。特に人気なのは、早朝の時間帯に現れる雲海と富士山のコンビネーション。この景色を求め、多くのカメラマンが全国から集まる絶景スポットです。
最近ではゆるキャン△の聖地として、キャンパーの方にとっても大変人気のスポットとなっています。今回はそんな高ボッチ高原での雲海と富士山の絶景を撮ることかできました。(撮影日:2023年10月17日)(2024年10月21日)
これから「高ボッチ高原」へ行く方、また興味がある方に向けて記事を構成しております。
高ボッチ高原の絶景
高ボッチ高原の一番の魅力は、夜明け前に諏訪湖から立ち上る雲海と、その背後にそびえる富士山の姿です。この幻想的な風景は、一生に一度はカメラに収めたい景色の一つでしょう。しかし、自然の力に左右されるため、訪れるタイミングによっては雲海が見られないこともあります。
このような幻想的な写真を狙って多くのカメラマンが高ボッチ高原に集合するといっても過言ではないでしょうか…
とは言っても相手は自然相手ですのでいくら条件が良くても雲海が発生しない時もあります。
筆者も初回の訪問時には雲海を見ることができず、2回目の挑戦でようやく撮影に成功しました。
高ボッチ高原へのアクセスと注意点
高ボッチ高原の行き方ですが「東山ルート」と「崖の湯ルート」と2箇所の行き方があります。
(2024年9月現在「東山ルート」も規制解除になった模様です。)
高ボッチ高原へは「崖の湯ルート」からアクセス可能です。しかし、このルートは道幅が狭く、車同士のすれ違いが困難なため、特に夜間の運転には注意が必要です。また、道中は野生動物も頻繁に見かけられるため、早めに到着して下見を行うことをおすすめします。
詳しくはこちらを参照↓
初めて撮影に行く方は前日の17時ごろまでに現地に到着して下見などすると良いでしょう。
また標高は1600メートル以上の高地でもあるので非常に寒いです。真夜中や明け方近くなると氷点下になることもあるので必ず防寒具の準備も忘れずにお持ちください。
また、12月上旬になると冬季閉鎖になってしまいますので実際の高ボッチでの雲海のシーズンは9月下旬〜11月下旬までとなりますので是非チャンスを見つけて訪れてみてください!
高ボッチ高原での雲海の発生条件
雲海を狙うなら、気温が低く、風がない夜明け前の時間帯がベストです。特に、前日に雨が降った場合や放射冷却が起こる天気が続いた後は、雲海が発生しやすくなります。ただし、雲が多すぎると富士山が隠れてしまうこともあるため、運の要素も強いです。
まとめるとこのような感じになるかと思います。
- 夜明け前の気温が低く天気が良い日で風のない日
- 前日に雨が降ったあとだと雲海の発生確率はより高くなる(雲海が高くなってガスってしまう確率も高くなる)
- 前日の天気がよく放射冷却が起こっている
- 雨が降った後の2日後の天気が良い日は狙い目
- とはいっても結局は運次第
という感じになるかと思います。(私個人の感想です。)
雨が降った後の翌日は雲海が発生しやすいですが逆に雲海が出過ぎてしまい富士山も隠れてしまうという可能性もあります。結局は雲海が発生する条件は揃っていてもまずは行ってみないとわからない結局は運の要素も非常に高いです。雲海が発生してもしなくても高ボッチの高台からみ下ろす風景はとても素晴らしいです。
朝気温が低くなる晴れ予報ならチャンスがあると思いますので是非トライしてみてください。
高ボッチ高原での撮影ポイント
高ボッチ高原での撮影スポットは主に4箇所あるかと思います。(私が知らないだけで他にもあるかもしれませんが…)
簡単に解説いたします。
第一駐車場近くにあり小高い高台にある眺望スポットです。
ちょっと急な階段があります。登るのはやや大変ですが登った後はとても見晴らしいがいいスポットです。
こちらの場所からは富士山をまっ正面から撮ることができます。
また第一駐車場からもアクセスしやすいのでなかなかの人気の場所です。
ただ前日から三脚を立てて場所取りされている方もいたのでベストポジションから狙うのであればやや難易度は高いかと思います。
(追記)2024年10月21日にこちらで撮影しました。
雲海まではいかなかったですがなかなか幻想的な朝でした。
車も15台ほど置けるスペースがあり車から降りてすぐ撮影することができる唯一の場所となります。
こちらの場所から撮影すると上の写真のような構図になります。前景がちょっと邪魔をしてしまって諏訪湖全体を入れたい構図としてはやや難がありますが望遠レンズで富士山と雲海を狙う場合はお手軽に撮影できる場所です。
眺望解説石碑の駐車場から約50メートルほど歩くとちょっとした開けたスペースがあります。
入口はこのような感じになっています↓
ちょうど「見晴らしの丘」と「展望台」の中間地点にある場所になっています。
ここからの眺望は諏訪湖全体を写すこともでき視界もかなり開けてる場所となっています。
またこの広場の下段にもスペースがあります。
以前はこの近くに路駐することができたのですが現在は禁止となっています。
今回、私が撮影に選んだスポットとなります。
場所的にはこのような感じになります。
石碑がある駐車場から歩いても数分で行けて比較的空いているので個人的にはおすすめなスポットです。
最後にご紹介するのは「日本一のシャッターポイント」と言われるくらい多くのカメラマンが集う場所となっています。
キャンプ場のある駐車場から歩いて7分くらいにある場所となっています。北アルプス、八ヶ岳、南アルプス、御嶽山など360度見渡せる眺望スポットとなっています。
今回私は下見にも行かなかったのですがとても人気のある場所ですので初めて行かれる方はおすすめの場所となります。
高ボッチ高原での作例写真となります。
高ボッチ高原 ふれあい広場からの撮影となります。
まだ夜明け前、オリオンもまだ上空に輝いていました。諏訪湖は「君の名は。」のモデルにもなったと言われています。
高台から見下ろす景色を見たら心の中で「スパークル」が流れてきました(笑)
夜明け近くのブルアワーの時間帯、諏訪湖から薄らと霧が湧き上がり浮かび上がる富士山がなんとも幻想的でした。
ほぼ同じ時間帯ですがわずかな時間の差でも変化が変わってきます。
夜から朝に変わりゆく時間帯
夜明け近くなるにつれ徐々に空も明るくなっていき富士山もくっきり浮かんできました。
ここは天国か? と思うような絶景でした。
日の出が出る前の高ボッチ高原、目の前に広がる絶景を見れたことにただただ感動してしまいました。
日の出を迎えた高ボッチ高原、夜から夜明けまでの約3時間なんとも至福の時間を過ごすことができました。
撮影機材
今回の撮影で使用したカメラはSony α7Ⅳとα7RⅢの二台です。レンズはFE24-70mm F2.8 GM2とFE70-200mm F2.8 OSS GM2を使用し、特に望遠レンズは富士山や遠景を捉えるのに非常に役立ちました。広角レンズも星空を撮影する際には必須アイテムです。
今回の撮影機材はSony a7ⅣとSony a7RⅢの二台体制で挑みました。
レンズは主にFE24-70F2.8GM2とFE70-200F2.8OSSGM2の2台を使用しました。
どちらか1本選べと言われれば望遠ズームがあると画角としては十分かと思いました。24-70の標準ズームだとちょっと望遠が足りないと感じました。 余裕があれば2本(星を撮るのであれば広角単焦点レンズがあると便利)持っていくと良いかと思います。
また、とにかく結露しやすいです。せっかくの絶景なのに曇って撮れないなんてこともありますレンズヒーターは必須となりますので必ず持参することをお勧めします。
夜明け近くになると空の部分と地上の部分の輝度差が大きいのでハーフNDフィルターがあると空の白飛びなど防ぐこともできます。私は主にKaniフィルターを使用しています。
ハーフNDフィルターはなかなか高価なものとなりますのでとにかく1枚選べとしたら ハーフND8フィルター Premium LR Medium GND 0.9がお勧めです。
ソフトとハードの中間くらいのNDの濃さですので1枚持っておくと何かと便利です。
また、H&Yの「H&Y REVORING Vari ND3-ND1000 CPL 67-82mm」の可変NDフィルター系も一つ持っておくと様々なシーンで対応できますのでお勧めです。(私は2021年のクラウドファンディングで購入したものとなります。)
まとめ
高ボッチ高原での撮影は、事前の準備と運がカギを握ります。雲海や富士山の姿は自然現象のため、必ずしも理想通りの風景が撮れるわけではありませんが、チャンスがあればぜひ訪れるべき場所です。防寒対策をしっかり整え、早朝の幻想的な風景をカメラに収めてみてください。
今回は約2年ぶり2度目の高ボッチ高原でしたが、本当に最高の絶景を見れてとても満足いたしました。数多くのカメラマンが高ボッチにハマる理由がよくわかりました。
シーズン中はかなり雲海の発生率も高いのでこれからトライされる方はぜひ予定を合わせてみて行かれてみてください!
絶景が待っていますよ!