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茨城県下妻市にある「小貝川ふれあい公園」は、川沿いに広がる約3.2万㎡の広大なお花畑で知られています。春には3百万本のポピーが色とりどりに咲き乱れ、「小貝川フラワーフェスティバル」の舞台となります。
特に早朝は、ポピーの花と筑波山の上に昇る太陽が作り出す「ダイヤモンド筑波」を狙って、多くのカメラマンが集まります。私もこの絶景を撮影するために訪れ、その模様をお伝えします。
(撮影日:2023年5月16日)小貝川ふれあい公園のポピー畑
- ロケーション: 小貝川ふれあい公園(茨城県下妻市)
- 見どころ: 春の3百万本のポピー畑
- イベント: 毎年春に開催される「小貝川フラワーフェスティバル」
- 特記事項: 早朝の「ダイヤモンド筑波」撮影が人気
春の3百万本のポピー畑は毎年「小貝川ふれあい花の会」のボランティアの皆様によって種がまかれ春にはポピー畑、秋にはコスモス畑が出現されるそうです。
毎年、筑波山のダイヤモンド筑波(山の頂上に太陽が昇る)は5月24日前後だと言われています。
小貝川ふれあい公園にある駐車場は主に3点ほどあります
- 小貝川公園駐車場
- 北側にある駐車場
- 花畑駐車場
注意点としては一番メインである駐車場である「小貝川公園駐車場」は夜間は閉鎖されています。
また北側にある駐車場は開放されていますが、花畑からは距離があります。
一番、最適な駐車場は花畑駐車場は夜間に行くと入り口がわかりにくくすぐに満車になりやすいです。
朝靄のポピーを撮影する際には遅くても午前3:00までに花畑駐車場に停められることをお勧めいたします。
ちなみに、私がこちらの花畑駐車場に着いたのは午前3時頃、平日でしたがすでに7割ほどは埋まっていたかと思います。
条件的には前日に雨が降って、翌朝晴れるという好条件もあったかと思うのですがかなり人気のスポットが伺えます。
小貝川ふれあい公園での朝靄のポピーと日の出の筑波山の作例写真となります
私が撮影に訪れたのは5月16日。この日は条件が良く、前日に雨が降り、翌朝晴れるという好条件が重なり、幻想的な朝靄の中でポピーと筑波山を撮影することができました。撮影のクライマックスは、筑波山の頂上から太陽が昇る瞬間でした。この瞬間は、多くのカメラマンのシャッター音が響き渡り、とてもドラマチックな景色でした。
今回は「Sony a7Ⅳ+FE24-70F2.8GM2」「Sony α7RⅢ+FE70-200GM2」で撮影に挑みました。
画像編集はLightroom ClassicとPure Raw2にて現像し編集いたしました。
Sony a7Ⅳ+FE24-70F2.8GM
(F2.8 SS10秒 ISO320)
撮影時刻3:42分
時刻は4時前にはすでにブルーアワーが始まっていました。まだ明かりは暗くピントはマニュアルで合わせてみました。
夜明け前のポピー畑もなんとも幻想的な雰囲気でした。
Sony a7RⅢ+FE70-200F2.8GM2
(F14 SS30 ISO100)
撮影時刻4:34分
こちらは望遠レンズで筑波山にピントを合わせて撮影してみました。
Sony a7RⅢ+FE70-200F2.8GM2
(F8 SS1/20 ISO100)
撮影時刻4:57分
フィルターなし
日の出から日の出後の最もドラマチックな瞬間、ほんの数分間はただひたすらにシャッターを切っていました。
2台体制でしたので「Sony a7RⅢ+FE70-200F2.8GM2」はインターバル撮影で撮っています。
露出は太陽に合わせて、後でLightroomでシャドウを持ち上げてみました。
Sony a7Ⅳ+FE24-70F2.8GM2
(F16 SS1/40 ISO100)
撮影時刻:4:59分
フィルター使用
この日撮影した中での一番のクライマックスシーン、筑波山に太陽が昇ってきた瞬間です。聞こえてくるのは無数に聞こえてくるシャッター音。
太陽が出る瞬間、一気にモヤが広がってきた感じです。
Sony a7Ⅳ+FE24-70F2.8GM2
(F16 SS1/50 ISO50)
撮影時刻:5:00
フィルター使用
太陽が一気に昇ってきたと同時にモヤも一気に広がってきた瞬間。この光景は撮影していてもなんともドラマチックでした。
ただ、撮影は難しく刻一刻と露出は変わってくるので調整しながらの撮影でした。
また、このように日の出の撮影にはハーフND系のフィルターは必須といえますので是非持参して撮影されてみてください。
フィルターがない状態ですと白飛びや黒潰れもしやすいです。
私はこちらのフィルターを2枚重ねて使用しました。ハーフND系はリバース系のフィルターを使用されるのがお勧めです。
Sony a7Ⅳ+FE24-70F2.8GM2
(F8 SS1/300 ISO50)
撮影時刻5:02分
フィルター使用
Sony α7Ⅳ+FE24-70F2.8GM2
(F16 SS1/160 ISO100)
撮影時刻5:07分
フィルターあり
太陽が昇り始めていくとモヤも徐々に薄れていきました。
Sony a7RⅢ+FE70-200F2.8GM2
(F3.2 SS1/8000 ISO100)
撮影時刻:5:10分
陽が登ってきてから最後はポピーの花をアップで撮影しました。
時刻は5:15分すぎ、陽も登り始めて横一列に並んでいたカメラマンさんも続々と帰りだしたので自分も帰ることに…
筑波山に日が昇ってから10分ほどでしたがなんとも幻想的な景色でした。
今回の撮影機材
まとめ
小貝川ふれあい公園は、春のポピー畑と筑波山の美しい日の出が楽しめる絶景スポットです。撮影を楽しむためには早起きして、午前3時までには駐車場に到着することをおすすめします。また、適切なフィルターを使用することで、より美しい写真を撮影することができます。
この撮影スポットは本当におすすめなので、ぜひ一度訪れてみてください。