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写真のクオリティを根本から引き上げるRAW現像ソフトウェアとして、多くのフォトグラファーから支持を集めてきた「DxO PureRAW」シリーズ。私の写真ライフでも今やなくてはならないツールです!
そんな「DxO PureRAW」シリーズがこのたび、待望の最新バージョン「DxO PureRAW 5」がリリースされることが発表されました。
この記事では、DxO PureRAW 5の新機能や強化ポイント、価格・発売日など、気になる情報を徹底的に解説します。
DxO PureRAW 5は、RAWファイルのノイズ除去やシャープネス補正などを自動的に最適化し、高品質な画像を生成するソフトウェアです。
DxO社は20年以上にわたりRAW処理技術を磨き続けており、その技術力は写真の世界でもトップクラス。
特に高ISO撮影時のノイズ除去性能とシャープネス強化については定評があり、プロからアマチュアまで幅広く愛用されています。
DxO PureRAW 5 とは?

ポイント
DxO PureRAWシリーズは「AIを活用したノイズ除去技術」が最大の特徴。
バージョンを重ねるごとに高精細化と自然な仕上がりが強化されてきました。
そして、今回のバージョン5はさらに進化。ノイズ除去技術「DeepPRIME」も第3世代へとアップグレードし、新たに「部分調整機能」や「新インターフェース」、「X-Transセンサーへの対応強化」など、注目度の高い改善が多数盛り込まれています。
ここからは、DxO PureRAW 5で注目すべきポイントです。
注目ポイント1:部分調整機能の追加
これまでもDxO PureRAWシリーズは、高性能なノイズ除去やシャープネス補正で人気を博してきましたが、処理は画像全体に対して行うのが基本でした。
しかし、PureRAW 5では新しく「部分調整機能」が搭載され、指定したエリアだけにノイズ除去やシャープネス補正を適用できるようになりました。
例:ポートレート写真の編集
背景のノイズを強力に除去しつつ、被写体である人物はシャープに際立たせる。
これまでも他ソフトとの組み合わせで可能でしたが、PureRAW 5だけでシームレスに部分調整が完結します。


部分調整は複数マスクを重ねることができるため、細部にわたって自分好みの仕上がりを追求可能。
例えば、風景写真では空と大地、人物写真では肌と背景など、異なる要素をそれぞれの目的に合わせて個別に調整できるのが最大の魅力です。
これにより、写真の表現力が飛躍的にアップし、より繊細な作品作りが実現します。—
注目ポイント2:進化した「DeepPRIME 3」
DxO PureRAWシリーズと言えば、AI技術を用いたノイズ除去「DeepPRIME」が非常に有名です。
デモザイキング(RAWデータからカラーデータを生成するプロセス)とノイズ除去を同時に行うことで、高感度撮影や暗部の描写において絶大な威力を発揮してきました。
そして、DxO PureRAW 5では、このDeepPRIMEが「DeepPRIME 3」へと進化を遂げています。


- 高ISO撮影でも自然なノイズ除去
- 新たに「ピクセルレベルのクロマティックシフト補正」を追加
- ディテール再現力がさらに向上
特に「ピクセルレベルのクロマティックシフト補正」は、従来のノイズ除去アルゴリズムでは対処が難しかった色ずれの問題を根本から解決するもの。
撮影環境やカメラ設定、レンズ特性によって生じる微細な色ずれも、自動的に補正できるようになりました。
結果として、よりクリアでナチュラルな仕上がりが期待でき、縮小表示だけでなく大判印刷でもその差は歴然です。—
注目ポイント3:より直感的な新インターフェース
ソフトウェアの使いやすさを左右する大きな要素のひとつがインターフェースです。
PureRAW 5ではUIデザインが一新され、初めて触るユーザーでも直感的に操作できるよう配慮されています。
また、ワークフローを効率化するための機能も充実。
新インターフェースの特徴
・色彩と配置の見直しによる操作性向上
・よく使うツールやパネルをカスタマイズ可能
・簡単にワンクリックでプリセットを適用できる
カスタムプリセット機能の追加により、特定の撮影シーンや使用するカメラ・レンズに合わせて調整項目を保存し、一括で適用することが可能になりました。
これにより、複数の写真をまとめて処理する際の手間が大幅に減り、時短効果は抜群。
特にプロフォトグラファーの方や、大量のRAWを扱う方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。—
注目ポイント4:X-Transセンサー対応の「DeepPRIME XD3」ベータ版
富士フイルムのX-Transセンサー搭載カメラを愛用するフォトグラファーの多くが待ち望んでいた、X-Trans対応への最適化も目玉のひとつ。
これまでX-Transセンサーのデモザイキングは扱いが難しく、各社ソフトウェアで成果が分かれていましたが、DxOは「DeepPRIME XD3 X-Trans ベータ版」として対応を開始すると発表しました。
DeepPRIME XD3の特長
・X-Transセンサー固有の配列に合わせてノイズ除去・シャープネスを強化
・RAWデータをより正確に再現し、フィルムシミュレーションなどの色再現性をサポート(今後のアップデートを期待)


まだベータ版ではあるものの、すでに試用したユーザーからは「X-Trans特有の偽色やモアレが大幅に低減した」「高感度でもディテールが損なわれにくい」といった好評の声が上がっています。
富士フイルムユーザーにとっては、この対応だけでもPureRAW 5を導入する価値があるかもしれません。—
注目ポイント5:充実のDxOモジュールで機材性能を最大限に
DxO PureRAWのもう一つの大きな特徴が「DxOモジュール」です。
各カメラとレンズの組み合わせごとに最適な補正プロファイルが用意されており、レンズの歪みや周辺減光、色収差などを自動で補正してくれます。
今回、PureRAW 5のリリースとともに、対応モジュール数が10万種類を突破したとのことです。
DxOモジュールは、DxO独自のラボでカメラとレンズを詳細に計測し、最適な補正パラメータを作成しているのがポイント。
そのため、機材本来のパフォーマンスを超える高品質な仕上がりが期待できるのです。


今後も新製品や最新レンズへの対応が随時追加される予定なので、手持ちの機材がDxOモジュールに対応しているかどうかをチェックしてみましょう。
公式サイトでは簡単に検索できるツールがあるため、導入前にぜひ確認をおすすめします。—
気になる価格&発売日
DxO PureRAW 5の発売日は、2025年4月15日に予定されています。
価格は以下の通りです。
- 新規ライセンス:16,999円(税込)
- DxO PureRAW 3または4からのアップグレード:10,999円(税込)
買い切り型のライセンス形態のため、一度購入すれば追加費用の心配はありません。
サブスクリプションモデルが増えている中で、買い切り形式を好むユーザーにとっては嬉しいポイントと言えるでしょう。

体験版もチェック
現在はDxO PureRAW 4の無料体験版が提供中。
新バージョン発売後はPureRAW 5の体験版がリリースされる見込みなので、購入前に試してみるのもアリです。-
DxO PureRAW 5のメリット&デメリット

メリット
- 圧倒的なノイズ除去性能:DeepPRIME 3の導入でさらに高感度や暗所撮影に強くなった
- 部分調整機能:エリアごとに異なる処理を行えるため、表現の幅が格段に広がる
- 直感的なUI:初心者でも操作しやすいインターフェースで、プリセット適用も手軽
- X-Trans対応強化:ベータ版ながらも富士フイルムユーザーには大きな恩恵
- 充実のDxOモジュール:10万種類を超えるプロファイルで、カメラとレンズの性能を最大限に引き出す
- 買い切りライセンス:追加料金なしで、長く使い続けられる
デメリット
- 編集機能は限定的:基本的にノイズ除去やシャープネス補正が中心で、他ソフトのような豊富なフィルター・色調補正は弱め
- 部分調整はまだ発展途上:他の高機能RAW現像ソフトと比べると、マスク生成やブラシの細やかさなどで若干の差がある
- ベータ版の段階:特にX-Transセンサーへの対応はベータ版のため、今後のアップデートが必要
純粋に写真のクオリティを高めることに特化したソフトなので、トーンカーブやレイヤー編集、色調整など総合的な編集を求める場合は、PhotoshopやLightroomなどとの併用がおすすめです。
しかしながら、「ノイズ除去とシャープネス向上」というニーズが最優先の人にとっては、DxO PureRAW 5は最適解と言えるでしょう。
まとめ
DxO PureRAW 5は、RAW画像のポテンシャルを最大限に引き出す高性能な現像ソフトとしてさらなる進化を遂げました。
特に注目すべきは、部分調整機能の追加と「DeepPRIME 3」によるノイズ除去性能の飛躍的な向上。
加えて、X-Transセンサーへの本格対応も見据えたベータ版が公開されるなど、富士フイルムユーザーにも嬉しい動向が見られます。
DxO PureRAW 5の主なポイント
- 部分調整機能で写真の細部までこだわった編集が可能に
- AIを活用した「DeepPRIME 3」で圧倒的なノイズ除去性能
- 新インターフェースで編集作業がより直感的&スムーズに
- X-Transセンサー対応(ベータ版)で富士フイルムユーザーにも対応強化
- 10万種類以上のDxOモジュールでカメラとレンズの特性を最大限に活用
- 2025年4月15日発売予定、買い切り型ライセンスで安心
ノイズ除去やシャープネスに特化したソフトウェアを探している方、または既にPureRAWシリーズを活用している方にとって、バージョン5のアップグレードは非常に魅力的。
2025年4月15日のリリースが待ち遠しいですね。
最新情報やダウンロードは、公式サイト(DxO公式サイト)をチェックしてみてください!
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